当記事では、尊敬して尊敬してやまない、
森秋子さん(アメブロトップブロガー)
の著書「使い果たす習慣」をご紹介!
前回紹介した「脱力系ミニマリスト生活」がミニマリスト生活の導入だとすると…
「使い果たす習慣」はミニマリスト生活の「深め方」「継続」のアイディアが詰まった内容です。
- 捨て活に行き詰っている
- もう一歩先に進みたい
ミニマリスト生活を深く求したい方にぴったりなアイディアや
- ミニマリスト生活辛い
- ミニマリスト辞めたい
という限界を感じている方に継続するためのヒントをくれるような内容。
森さんらしさが炸裂していて、パワフルでアツい内容
ミニマルライフをディープに楽しむアイディア
この本では、
既にある程度モノを手放し、ミニマルな生活に魅力を感じている人
にぐっと刺さるアイディアが散りばめられています。
テーマは「使い果たす」こと
ある程度モノを減らすと必ず「無くて困る」という状況に遭遇します。
そういった不便を感じた時が「使い果たす」チャンスに変わる。
必要なものができたら「家を掘る」
何もないように見える土の中に、大きな芋が埋まっている芋掘りのように、私は必要なものがあるときには「家掘り」をします。
森秋子著「使い果たす習慣」より
「家を掘る」とは、
家の中にあるもので必要な物の代用品を探すこと、不要な物に役割を与えること
だと私は解釈しています。
大抵のものはいつでも買える。
まずは
とりあえず買う
→とりあえず家の中を探す
に気持ちを切り替えて生活してみよう。
紙袋は生ごみ入れ、ビニール袋は掃除道具に!
”三角コーナーは不要”
という人も一定程度増えてきましたが、
生ごみは無くならない。
そんな時に紙箱や紙袋を生ごみいれにして捨てるというアイディア。
そして、ビニール袋はくしゃくしゃに丸めてシンクや排水溝をみがくスポンジに!
さすがにちょっとビンボー臭くない?
そう思う?私もそう思った
でも、多くのメリットがある事も事実。
- ゴミに役割を与える
- 無くて大丈夫が増える
- 応用が利く
- ますますモノが減る
専用の掃除道具は便利。
でも増えると存在がプレッシャー…
使わないクリームやシャンプー…
幽霊ボトルを「洗剤」としてトイレ掃除に使うという荒業も!
あるもので代用する力だけでなく、そこにあるものを使い果たして処分する力もどんどん磨かれていきます。
焦げたやかんも使い尽くす
この本の表紙にも採用されているインパクト抜群な”焦げやかん”
森さんにとって、特別なものだそう。
思い入れがあった分、ご主人が空焚きで焦がした時は絶望。
しかし、今でも焦げまるごと使用中。
焦げを恐れず使えて、料理のハードルも下がったんだって
お風呂場にはシャンプーだけ
全身を洗うのに使うのがシャンプー1つのみ!
本で紹介されているシャンプーを購入し、全身洗ってみた。
【結果】
→特に違和感無し
ポイントは洗いすぎない事。
洗いすぎない事で、乾燥を防ぐことができ、保湿も最小限に。
これは、私も体験して実際に効果があった
森さんはメイクも口紅のみ!
それが成り立つのは「洗いすぎない」事で肌のコンディションが良い状態を保っているからなのかも
食事はみんなバラバラの「孤食」
母親になって家族の食事を用意する大変さを身に染みて感じる日々。
- メニューを考える
- 家族分の調理
- 食材管理
- 好き嫌いの把握
- 子供が小さい場合は子供用別調理
これだけやって平気で残される悲しみ
かつての森さんも同じように苦しみ…
家族が各々の腹時計に合わせて食事を楽しむ「孤食」スタイルに変えたそうです。
「孤独な食事」と書いて「孤食」
一見寂しい食事のようにも映ります。
しかし実際は家族みんなが気軽にキッチンに立ち、食べたい家族がいる時には一緒シェア。
家族分食事を用意する煩わしさから解放され、他の家族の作る料理も味わう事ができる。
導入するのに色々な障壁がありそう…
でも、いずれ子供が成長したら絶対取り入れたいアイディアです。
「ミニマリストを辞めたい」そう思ったら読んでほしい
ミニマリストは「なったり」「辞めたり」するものではない
というのが私の考え。
モノを減らした生活を楽しみ、追求した先に「ミニマリスト」と呼ばれるスタイルがある。
この本には、かなりストイックなアイディアが詰め込まれている。
「辞めたい」人にはハードな内容かも。
でも同時に、
心から楽しむ様子が目に浮かぶ文章
に、良い刺激をもらえる。
とも思うのです。
楽しむことが、一番大切
「ミニマリストになろう」とする人には
ミニマル生活は修行。
悟りが開け、特別な能力を得られる
そう考えているのでしょうか。
「ミニマリスト」という最終形態があったとして、それに意味はありません。
その生活をどれだけ楽しめるか、噛みしめられるかが大切なのです。
そこが、この本の出番です。
本の中には森さんのたくさんの「お気に入り」が散りばめられている。
「ミニマリスト」としてシンプルを飾り立てる必要は無く、自分の「好き」をとことん追求できる自由を感じることもできる。
大事なことは
頑なに「ミニマリスト」であろうとする必要もないということ。
「ステップダウン」という考え方
本のあとがきに書かれてる言葉をご紹介。
「上質丁寧な暮らし」「素敵な家族」を目指して、ステップアップしても、私は楽しくも幸せにもなりませんでした。
いっそのこと逆走してステップダウンしてみよう。すると毎日がこんなに簡単で荒々しくも輝いて、お金が貯まるようになりました。
「使い果たす習慣」より
森さんのミニマル生活のスタートは「上質丁寧な暮らし」「素敵な家族」を目指すためのものではなかったようです。
- モノを減らして家事を減らしたい!
- 無駄使いを辞めてお金を貯めたい!
- 自分の時間が欲しい!
そんな、少し荒々しい、偽り無い欲望。
丁寧に…とか、
徳を積もうとするよりも
サボったり、欲望に忠実になったり
そんな姿勢でミニマル生活を続けた方が、よりその人らしいミニマルライフが確立されるのかもしれない。
森さんも「ミニマリストになりたい」人だという事
森さんのブログタイトルが「ミニマリストになりたい秋子のブログ」となっているとおり、森さん自身ミニマリストと自称しているわけではない。
十分ミニマリストだけどね…!
ミニマルライフを極めたい方も、辞めたいと思う方も、ぜひ本やブログで森さんの言葉を読んでみて。
正解のないミニマリズム。
だからこそ、たくさんのアイディアに触れて自分のスタイルを確立しよう。
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