この投稿したのもう一年近く前なのね…。
2拠点生活&引っ越し準備で疲弊していたころだったな。
そんななか。
処分を検討していて、どうにか活かせないものか…?
とずーっと心悩ませる品がありまして。
それがこちらのペアワイングラス。
結婚のお祝いでいただいて早10年。
何度か使ったものの、飾っておく時間の方がはるかに長い代物になっておりまして。
ワイン飲むのは私だけだし、普段使いのコップを使う事がほとんど。
使わないものをしまい込んでおくのはイヤ。
モノは活かしてこそ!
そこでリメイクを考えたのですが。
ガラス製品のカットやリメイクってできるもの…?
調べると…
プレート状のガラスを切るガラスカッターや
汎用性のある方法としては…
- ガラスに傷をつけて
- 熱する
- 急激に冷やす
- クラックして割れる
という方法がヒット。
でも、割れてほしくないところまで割れてしまうというリスクが。
替えの利く瓶ならOK。
私の場合、替えが効かないのでこの方法は却下。
調べると、ガラスボトルカッターなる商品も…!
ただ、これだとワイングラスを固定できるか不安。
成功するかわからないDIYのための出費としてはちょいと痛い。
もう少し調べてみると…
ガラスボトルを切るためののこぎりがあることが判明!
ガラスボトルカッターより少しお手頃だったので、思い切って購入。
(それでもお高い…泣)
でもね。
高いなー!って最初は思ったんだけど。
これは買って正解でした!
DIY好きなら手元に置いておいて損はない。
今回コツをつかんだから、これからも色々な物をリメイクで作れるな~ってちょっとワクワクしてる。
ガラスボトルのこぎり
使い方・必要な物
ガラスボトルのこぎりと取説が入っていました。
ガラスボトルのこぎり説明書から使い方を軽く紹介
説明書が添付されていたので、使い方のポイントを簡単に紹介します。
使用する際にはご自身でよく読んでね
- こまめに水にくぐらせよう
- 引っ掛かり無く、スムーズに往復させることを意識
- 理想的な切断音は「シャーシャー」
- 小休止を挟みながら、ゆっくり時間をかけて!
- フルサイズボトルの切断は15分~25分(休憩含まず)
- 使用後はしっかり拭きあげて乾燥
刃の厚みは1mmくらい。
ガラスを「切る」というより「削る」商品。
のこぎり自体は危なくない
刃のダイヤモンドが熱に弱いので、水にくぐらせて摩擦熱を軽減することが必要。
錆も出やすいので、使用したら拭きあげて乾燥させて保管しよう。
用意するもの・私が用意したもの
ガラスをカットするのに必要なものは以下の通り
- ガラスボトルのこぎり
- 大き目のバケツ(水の中でカットできるのが理想)
- 手袋
- 眼鏡(目の保護用)
- 破棄できる大き目古タオル
- 油性マーカー
- ガラス用やすり
水で冷やしながら切断するため、バケツ内に水を入れて作業しました。
屋外で水を出しっぱなしにしながらカットする方法もあるんだけど(映像観た)
削り粉は水に沈んでいくからバケツで十分。
屋外作業で日焼けするのが嫌で、室内でやりたかったのもある
細かいガラス片(鋭利)が絶えず出るから、手袋はつけた方がいい。
水がびちゃびちゃこぼれる&サビ防止でのこぎりを拭きあげるために大き目タオルも用意しよう。
いらないバスタオル敷いて作業してたよ
ガラスにも使えるやすりは百均で買えます。
私はダイソーのDIYコーナーでゲット。
カット断面が鋭利なので、仕上げ用にあったほうが絶対良い。
その他、今回仕上げ用に準備したのが以下のものです
- レジン液(ダイソー)
- 筆(ダイソー)なんでもOK
- レジン用使い捨て容器(紙コップなど)
- 硬化用ライト(大き目)
- クッキングシート
私はレジンの方が都合が良かったのでレジンを準備したのですが、
説明書ではバリを取った後、「ニス」を塗って仕上げる事をおすすめしています。
ガラスボトルのこぎりとワイングラスで作品作り
まずはコップの形を作ってみよう
まずはグラスをボウル部分とステム・フット部分に分けました。
ガラスボトルのこぎりは、カットというより削ることで切断するイメージ。
ひたすらゴリゴリと軽いタッチで擦るように削っていきます。
ゴリゴリはあかんやろ
最後は特に慎重に、全面まんべんなく削ることを意識しましょう。
一部分に集中して削ると最終的にひびが入って割れやすくなります。
ガラスボトルなら15分くらいで削れると書かれていたけど、だいぶ時間がかかる…
それでも終わりは必ず来る。
30分ほどでカットできました。
断面を見て納得。
ステム上部の厚くなっている部分を削っていたので、削った厚み1㎝くらいありました…
とりあえずコップの形に仕上げてみよう!
ということで、カットした底の部分の穴をレジンで埋めてみることにしました。
今回利用したレジンは食器に使えるタイプではないので注意!
コップの形にしましたが、コップとしては使用しません。
食器として使いたい場合は「食品衛生法適合」のレジンを使用しましょう。
断面がボコボコする場合は平らになるようにやすりで削りましょう。
クッキングシートにコップ(仮)を置いて、中にレジンを流し込みます(雑)
いったん硬化。
ライトの高さが足りず箱ティッシュでかさ上げ。
下の鏡部分がスライドでとれる仕様で助かった。
↓多分これの旧盤。
ジェルネイルもレジンにも使えるし本当に丈夫で安いのでおすすめ。
硬化時間が長めだけど、タイマー付きで便利だよ
厚みがあると硬化に時間がかかるので、薄く何回かに分けるのがおすすめ。
ひっくり返して、レジンを筆でぬりぬり。
再度硬化。
気泡はご愛敬です。
と、と透明感あっていいよね!(震え声)
コップを完成させあらかた満足したのですが…
ちょっと欲が出てきました。
ここからもう一段階、レベルアップを試みます。
もう一段カット&ドッキング
これは目測…勘と言ってもいいんですけど。
ボウル部分の上部と、フット(プレート)の直径がほとんど一緒なんです。
なので、
ボウル部分を二つにカットしてプレートを底面としてつけることができるんでは…?
という妄想の元、ボウル部分を2分割してみることに。
…やっちまいました。
慎重さを欠いた結果がこれです(泣)
いや。
諦めなければ試合は終了しないらしいので続行。
青の方はきれいにカットできました。
プレートとステム部分も切り離してやすりをかけました。
ここから、夢中になるあまり
作業途中の写真を取り忘れまくったのですが←
①レジンを接着剤代わりにたっぷり使用して、割れの修復。
②断面をやすりで削って丸みを出してからレジンでコーティング。
③妄想通りシンデレラフィットしたフット部分とボウル上部の底面をレジンで接着…
最終形態がこちら!(いきなり最終)
妄想以上に良くできました。
赤い方は硬化時に傾いてしまい
傾いています。
手作りなので、気にしません(気にしろ)
青い方は文句なくピッタリ。
作品の使い道は?
ええ感じの雰囲気作りのため、キャンドル入れてみました。
良い!
レジン液は引火性があります。
硬化で揮発するため作品には危険性はほぼありません。
しかし、耐熱性がありませんのでレジン自体キャンドルホルダーには向いていません。
用途はご自身で調べたうえで自己責任でお願いします。
今回は、極めて短時間、キャンドルを入れて撮影してみました。
上記の通り、ガラス×レジンのアイディアは安全面・強度面で不安な点もあります。
無難な使用用途はアクセサリーケースや花瓶などかな?
今回、大本命の使用方法を試してみることに。
それがこちら。
仏壇の香炉。
他の部分も、仏具として使いたい。
オアシスを入れてフラワーベースにしてみたり。
ガラスボトルのこぎりで気軽にガラスリメイクにチャレンジしよう
チャレンジのつもりで購入したのこぎりでしたが…
思ったより簡単に扱えて、使用用途も幅広い。
今回ワイングラス二個を各3箇所カットしましたが、目立った摩耗も見られないのでまだまだ使用できそう。
空き瓶リメイクにもチャレンジしたいと思う!
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